時間よとまれ

ファーストガンダムの14話やないか！
それかふしぎな少年！…まぁ書きます。

　もう君とは多分会えない。
　僕が徴兵されて、明日、戦争に行くから。みんなおめでとうと言うけれど、僕は全く嬉しくない。多分もう君には二度と会えないから、
　あぁ、きっと俺は死んで、君は俺のことを忘れて、他の男と一緒になるのだろう…
　でも今夜だけは、赦してください。
　君の目、綺麗な人、柔らかい、優しい。　
　
　このまま、時間よとまれ

君の声がする

　君は死んじゃった。僕の友達。悲しい。でも、この世界には代わりのロボットがいる。周りが悲しまないように、コピーされたロボット。
　だから君は死んだけど代わりがいる。
　でも…代わりなんて…
　
　「それでさぁー」
　ロボットが喋る、

　あぁ、君の声がする。

　ありがとう。そんな言葉がある。感じて書くと、有難う。有ることが難しいと書いてありがとう。
　
　僕は君にこの言葉を贈りたい。
　


　僕は死にたかった。でもそれをすんでのところで止めてくれた。崖から飛び降りようとしていたのだが、近くでキャンプをしようとしていた君が止めてくれた。
　「行くあてがないのなら今日は僕とテントに泊まろう。僕は君のことは知らないけど、この広い世界のこの時間、この場所で出会えたんだ。君のことを知りたいからどうしても死にたいなら明日にしてくれ」
　そう言ってくれた。夜に泣きながらあったことを全部言ってしまった。すると君は僕のことを優しいと言った。
　みんなはきっと弱虫というだろうことを。
　そして一晩一緒に寝ると、一気に親しくなって、友達になってくれた。
　



　あの時僕は死ななくて良かった。君がいたから。

　ありがとう

そっと伝えたい

　君は死ぬ。分かる。根拠はないけれど、分かる。4日後、13：58に。
　あぁ、君に後悔してほしくない。そんなときふと口走ってしまった。
　「やり残したことない？」
　君はそりゃあどうして？と聞き返したが僕がよっぽど暗い顔をしていたのか、んーと言って、僕にキスをしてきた。
　「僕ね君のことすきなんだよ、気持ち悪いかもしれないけど…やり残したことってこれしかない」
　そうなのか…僕だって君のこと…
　伝えたかったのは僕だけじゃなかったのか
　そしてキスをしかえした。




　2025年2月17日。桜の中で死んでいった。

未来の記憶

　私には未来が見える。でもずぅっと先のこと。例えば7年後、隕石が落ちると騒がれているけれど、通り過ぎる。
　12年後、酸素濃度が1％薄くなる。
　でもそれは、夢で見て、大抵のことは忘れる。
　本当かどうかもわからない記憶が私の中に刻まれていく。
　明日が来る保証もないのに