私はあの子がすき。でも、仲良しの友達。昔好きだった別の子は眺めている高嶺の花というかんじ。でも、今回は仲良しの友達。
　何回も考えてみたけれどやっぱり私はあの子がすき。
　すきなのを知られたら友達ではいれなくなるから言えない。
　

　友達と恋バナ。でも私は嘘つく。


　このおもいは誰にも言えない秘密❢

　⚠️少しR要素あります！



　




　僕と彼。法的につながることはできない。だけど、体でなら。
　彼の唇が僕に触れる。彼の腕が僕を抱く。優しく僕を抱く。


　ふと外を見るともうすぐ夜明け。綺麗で静かな優しい夜明け。

　以心伝心。そういう言葉があるが私と君は多分それができる関係だ。言葉は通じないが思っていることが分かる。
　彼はアメリカ人で私は耳が聞こえない。なので目を見ながら会話をする。
　私は出来損ないで欠陥があると両親にずっとそんな目で見られてきて私は価値がないと思っていた。誰も私の気持ちを分かる人なんていないと。
　でも彼は異国人。元々言葉に頼っていないから彼は私をいい目をしていると拙い書き文字で伝えてくれた。
　この人になら全てを預けても良い。
　


　この人は私をわかってくれる。

　私は公園の時計。時を刻む。止まらずいつも同じように。人、物、出来事、全てを見てきた。
　仲のよさそうな夫婦が見える。この人たちもいつかいなくなる。
　仲の良さそうな夫婦に子供が生まれた。この子もいつかいなくなる。
　子供が小学生になった。この子もいつかいなくなる。
　子供が高校生になった。ボーイフレンドを連れている。この子達もいつかいなくなる。
　子供が大人になった。そしていつかはいなくなる。
　その子がボーイフレンドに花束をもらった。嬉しそうにしている。
　その子が上京するらしい。そしていつかはいなくなる。



　その子が老人になって帰ってきた。仲の良さそうな老夫婦。
　その子は男に花束をもらった。

　きっと私の中で一番綺麗な花束だ。