【遠くの空へ】

夕暮れ
細くまるで龍のようにうねる飛行機雲
半笑いの月の下
どこへ行こうか
どこまで行こうか
気の早いハナミズキが花びらをふるわせる
夜が落ちてくる前に
どこへ行けるの
どこまで行けるの
遠くの空へ憧れる
此処ではない何処かへ憧れる
どこまで行っても僕は僕なのに

【言葉にできない】

だから抱きしめる

【春爛漫】

桜が咲いた
満開の薄紅の下
手を伸ばす君の笑顔も咲いた

【誰よりも、ずっと】

いつも君を見ていた
いつも君を想っていた

誰よりも、ずっと

だからさよなら

君の幸せを誰よりも願うから

君の1番の笑顔が
誰を見ているのか気付いてしまったから

【これからも、ずっと】

コーヒーはバニラのフレーバーが好き
あの店のイチゴの形のケーキが好き
ピンクのバラが好き
ガーベラだったかもしれない
もうどっちも包んでもらおう

君の驚く顔が見たくて
ちょっと照れくさいけど
両手いっぱいの花束を

（このために朝のコンビニコーヒーを我慢してたんだ）

そんなのなんてことないさ

君の笑顔のためなら

3回目の結婚記念日

これからも、ずっと
僕の大切な君

一緒に幸せを作っていこう


（月見里湊）