閉ざされた日記 僕は今信じがたい物を見つけた手の震え動悸が止まない、一月前に過度な自傷行為の末に自殺で亡くなった彼女(友人)の遺品を整理しに来たところ彼女の日記を見つけたおそらく、彼女の死後にこの日記を手に取ったのは僕が初めてだろうなぜそう言い切れるのかと言うと。彼女が死ぬ前日に僕は彼女から″鍵″を貰った彼女に何の鍵か問いかけると悪戯な笑みで唇に指を当て″お楽しみ″と囁いた、彼女の曖昧な回答に引っ掛かりながらもその時は楽しみにしてるそう言って、受け入れたそれが彼女と僕の最後の会話だった。後日、彼女が死んだことショックにより葬式にも行けなかった俺は、こうして一ヶ月経ってから彼女の部屋に立ち入って鍵がはまった彼女の机の引き出しを開けた、僕が見たものは彼女の日記だった、たかが日記と思うかも知れないが彼女の日記は普通じゃなかった、彼女の日記には乾いた血がこびりついていた動揺しながらもページをめくったが生憎、血が滲んでいて文字が読めなかった諦めかけて最後のページを開いたところ奇跡的に血が少量しか滲んでおらず、僕はその日記を熱心に読み進めた_
_⚫︎月▲日、
~彼女が死んだ日?... _⚫︎月▲日 ?君へ、?君は悪くないよ私嬉しかったよ??君が?してくれて私すごく嬉しかった、ほんとにほんとだよ _
?
血のせいで読めない... _??君...誰かのの名前..?.
手が勝手にページ捲った、 _
_⚪︎⚪︎くん私のこと殺してくれてありがとう、愛しています。
僕の名前、__ あ あ 嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼
あゝ あゝ あゝ あゝ
あゝ嗚呼嗚呼..あゝ
思い出した. 思い出した思い出した思い出した
思い出した...思い....
出した、嗚呼、、そうだった そうだった、、...__ 僕だったんだ
僕がやったんだ。
木枯らし 冷たく強い風が吹き君を攫う、僕の記憶も攫われた。
美しい あの子はほんと、嘘みたいに美しい。何にでも似合う女の子可愛いお洋服も、髪飾りも、変なTシャツだって様になる。でもあの子は特に赤が似合っていました。そして私は見つけました。彼女によく似合う、真っ赤な真っ赤な血液。やっぱりあの子は美しい、冷たくたって少し臭いが気になっても誰も彼女の美しさには敵いませんので。
この世界は この世界は、不平等なのです。いま頭のオカしい殺人鬼がやってきても世界は彼女の様な美しくて純粋で愛想のいい少女を生かして、醜く穢れて捻くれた私を殺すでしょう。現に今、彼女人に囲まれて幸せそうに私を嗤う。
どうして どうして、どうして彼は飛び降りたの?そんな私の問いかけを聞けえぬふりをして、私はフェンスを乗り越え彼の元へ行きました。