まぽわぽん

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10/2/2023, 12:23:14 PM

貴方を好きになったのも奇跡なら
貴方に好きになってもらえたのも奇跡

そしてまた…
大きくなって来たお腹に貴方は頬擦りをして

「あぁ、なんて愛しいんだろう」

奇跡をもう一度
あと少しでこの世に産声をあげる予定を

ふたりで、心待ちにしている


#奇跡をもう一度

10/1/2023, 12:31:56 PM

夕暮れ時に"さよなら"も"バイバイ"も
言いたくなかった
続きのない"終わり"を感じてしまうからだ

「またね」

終わらせないための約束を
恐々と繋ぐ毎日だった
でも
今日からはもう繋げない

「ごめん。気持ちに応えることはできない…」

うっかり言葉にしてしまった"好き"は
美しいたそがれの空に、溶けてしまった


#たそがれ

9/30/2023, 12:13:37 PM

きっと明日も、お気に入りの珈琲を淹れて
「美味しい…」と独りごちるように

文章を考えてストーリーを編み
スマートフォンに物語を書き込んでいる事だろう

5月からはじめた『書く習慣』は
着実に"習慣"となっている


#きっと明日も

9/29/2023, 11:17:32 AM

一人暮らしあるあるだけど
仕事から帰ってもマンションの部屋は
カーテンで閉じられ電気もオフ
真っ暗なままの部屋が音もなくあるだけだった

「ニャーン♪」

でも今日からは違う
キッチンにだけ明かりが灯り
小さな"もふもふ"が小首を傾げながら
僕に抱かれるのを
今か今かと待っていてくれた

「ただいま」


-2nd story-


突然の訪問ほど怖いものはない

「風邪ひいて大変だろう?看病させてくれよ」

高熱で朦朧とするわ足元がふらつくわで
確かに大変だった

でも、本当に大変だったのは
汚部屋を満遍なく見られたことだった

「…。」
「…。」

彼氏も固まり、私も固まった


#静寂に包まれた部屋

9/28/2023, 11:05:06 AM

きみはいつもそうだ!
面倒事はすぐにわたしに投げつけてくるよね
だから
仕返ししてやってもいいかなって、思ったんだ

「いい加減に気付いてよね、バカ。
ずっと前から…わたし、きみのことが好きなんだよ」

顔を赤くしたきみに
一つだけ、言い訳をする

別れ際に告白をして逃げたのは
面倒だからじゃないんだよ

怖かったの…


-2nd story-


「あ、忘れてたー!」

別れ際に
ギクシャクとしながら演技?

ギュッと両手でわたしを抱きしめて
チュッとおでこにキスをした

不器用な彼の優しさが
とても好き


#別れ際に

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