(嘘だろ…)
同性のあいつが好きだとわかった瞬間
息が止まりそうなくらいの酸欠と
激しい胸の鼓動が
ドクンドクンと全身を貫いた
-2nd story-
『書く習慣』でみんなの投稿を読む
ドキッ
素敵な文章を目にしたときに
高鳴るのは"胸の鼓動"
発車ベルー!!
遅刻だぁぁぁー!と慌てたのがいけない
駅の階段を踏み外す
瞬時に襲う羞恥心
踊るように身体を捻らせて着地した
(グキッ)
足首に激痛と転がる私のローファー
「大丈夫…?じゃないか」
そっと差し出された声と手に顔を上げると
ダンスを誘う王子様?
わたしを見て朗らかに笑んでいたのは
片想い中の先輩だった
#踊るように
「時告げ鳥って『にわとり』の別名?
わぁ。何だか素敵ねぇ」
「君が作ってくれる朝ごはんの"玉子焼き"も素敵だよ」
両親のラブトークを寝起きに聞きながら
スマホをタップする
『おはよう。ちゃんと起きれた?』
モーニングコールは彼女へ
今日のデートに緊張して
昨夜はあまり寝れなかったんだよね
#時を告げる
夕飯の食卓に
貝類と甲殻類がどーんと並べられていた
「さ、いただきましょ」
つん…とした母の声と始まる黙食
他3人は食べる前に息を飲む
(誰だよ、母さん怒らせたのー!)
貝のように口を閉ざし、犯人を探る
開いて中身のない貝殻と
母の好物であるエビやカニの殻ばかりが
皿に積まれ続けた…
#貝殻
『君達の青春は、たった一度だけの人生のきらめき!友情も経験も全てが光り輝く中にある。無駄にしては…etc』
朝礼でアオハルに熱弁を振るう校長先生に
俺、謝るよ
怠く眠気の取れない月曜の朝だし
明日からの定期テスト?
何だそりゃ〜てくらい対策も何もしてねぇ
恋と友情はきのう同時に破局したばかり
俺のアオハルはきらめきとは真逆なんだ
くすんでお先真っ暗なの
-2nd story-
星空を見上げて感極まることがある
大抵は辛いことが心に伸し掛かったときだ
星を眺めたときに
涙が頬を伝う理由が知りたいと思った
「星と涙の理由ねぇ。難しい問題だけど、
星の"きらめき"と心の"きらめき"が共鳴するからかな?」
振り返った彼女は笑った
遥か彼方の星になった彼女の言葉は
未だに"きらめき"を心に遺して、優しく輝いている
#きらめき