|紅茶の香り|
私は紅茶が好きだ
本を読む時、勉強する時、リラックスしたい時は紅茶を飲む
アイスティーもいいがホットの方が体に染みる感じがして好きだ
今日も紅茶を飲む
今日は普通のアールグレイだ
お気に入りのグレーのマグカップにティーパックを入れる
お湯を入れると、茶葉から紅茶の成分がじわーっと広がるのを
ムラがないようにティーパックを揺らし蒸らす
早く飲みたい気持ちを抑えながら、成分が出てくるのをじっと見つめる
飲む時湯気でメガネが曇って視界が真っ白の中
口の中に紅茶の香りが広がり、喉から体の真ん中にかけて熱が通るのを感じる
匂いと温かさで体の緊張がスーッと抜ける
心地よい感覚
この感覚がたまらなく幸せだ
|愛言葉|
長くいればいるほど、相手に伝えることって減る気がする
その時には、恋が愛に変わって
言葉で伝えなくても行動で伝わっているのかもしれない
もうそういうことを言うのが恥ずかしかったり
当たり前になってきてるのかもしれない
だけど、たまには伝えよう
感謝の言葉でも良し。
"愛してる"でも良し。
言葉にすることでより愛を育むことができるから
さあ、伝えよう "愛言葉を"
|友達|
友達の定義ってなんだろう。
会ったら話すのが友達?
連絡先交換したら友達?
お酒を交わしたら友達?
わたしは、"また会いたい" "また話したい"そう思ったら
それは友達だと思う
そして友達をたくさん作ることができても
親友を作ることってとても難しい
|行かないで|
さくら
私の好きな花だ
4月上旬、さくらが満開になるのを見計らい
毎年地元の堤防沿いにある桜の並木道を見るのが私の中で恒例となっている
道路の両側を何十メートルと桜が並んでいる
このピンクのトンネルを通るのが大好きだ
風に揺られ、花吹雪が舞う
花のいい香りがこの空間を包む
年に一度この時だけは特別な空間に変わる
しかし、その時間も長くはもたない
あっという間に緑と変わり、ピンクの絨毯のみが残される
最後の桜の花が風に乗って散っていく
"行かないで"
咄嗟に声が出た
年に一度の特別な時間
お別れする準備もできないまま私の春は去っていった
|どこまでも続く青い空|
雲ひとつない快晴の日
その空は、曇り空よりも広く大きく感じた
秋だというのに太陽の光が直接肌に突き刺さり
夏の暑さを思い出される
青空の下で大きく息をすると、透き通るような風が喉を通り肺全体に行き渡るのを感じる
自分も自然の一部のようだった