ミロワール

Open App
9/26/2024, 2:52:54 PM

【秋🍁】

強い風が窓に吹き付けて

ガラスがカタカタと揺れる

気にしがみついていた葉が揺さぶられて

引き離される

きっとまた季節が変わったのだ

エアコンの電源を切りながら

涼しくなった気温を体感する

でもパソコンに向き合って

きみと逢瀬を楽しんでる僕には

あんまり関係ない話だ



2024-09-26

9/25/2024, 2:27:16 PM

【窓から見える景色】

いつだって僕の首を締め付ける物事は

小さな箱の中で起きて

それでなくても狭い空間を汚い言葉で埋め尽くしていく

そろそろ息苦しくなってくると

きみが現れて部屋を四角く切り取って

無理やりでも外の空気を流し込む

いつか昔に教わったメロディを口ずさむと

喉の奥で詰まった言葉で

上手く空気を吸えていなかったようで

やっぱり今日もきみに救われる

やっと晴れた視界に映る壊れた壁越しの空は

今日も変わらず青かった



2024-09-25

9/24/2024, 2:00:02 PM

【形の無いもの】

弾けるリズムに合わせて壊れるくらい踊って

それだけで退屈な日々が飛んじゃうくらい

最高な夜が始まる



本当は知ってたそれはいつか終わりが来る時間だと

永久に解けない魔法で

固く誓う君を守るよずっと…

覆いつくすようなノイズの合間に確かに聞こえたから

形の無いものに想いを込めて

そうこれはPerfect Crime



2024-09-24

9/23/2024, 1:29:39 PM

【ジャングルジム】

何にも無い空き地だった場所に

少しずつ人が集まって

いつの間にやら遊具が出来てた

ジャングルジムはそのうちの一つで

誰が1番に上に行くのかを競う場所だった

手を滑らせて地面に叩きつけられる人もいれば

軽々しく器用に登って頂上に着く人もいた

僕はそれを下から見るのは首が痛いからと

いつもの空き地に近かしい遊具の場所に

走って目を逸らした

このジャングルジムのシステムがこんなにも

今に影響するなんてその時は思っても見なかったから



2024-09-23

9/22/2024, 2:39:03 PM

【声が聞こえる】

誰をいないはずなのに

怒鳴られているわけじゃないのに

耳を塞ぎたくなるような胸がざわつく声

だってこんなにも優しい声を

今まで聴いたことが無かったから

染み付いちゃって

焼き付いちゃって

孤独で居たい僕は引き剥がしたかったのに

それは形が無いから触れなくって

いつの間にか僕の一部になってしまっていた



2024-09-22

Next