終わりにしよう
嫌いになったと言った
聞こえないふりをされた
連絡してこないでと言った
頻度が少し減った
無視をすると家まで押し掛けてきそうで
一緒にいようと約束したわけでもないから
どこか遠くに消えてしまえばいいのかもしれない
でも大好きなあの子のそばを離れたくなくて
どうしたらいいか分からないんだ
だからもう頭で考えるのはやめよう
もう何もこわくないさ
手を取り合って
おかあさんと
てをつなぎたくて
てをのばしたら
きもちわるいと
はらわれてしまった
おやってそんなものだよね
でもいまだに
ひとのてはこわい
優劣感、劣等感
優劣感も劣等感も
見た目は違うけど同じものだと思う
小説書くの難しいな
書こうとしてないし
エピソードに落とし込むのめんどくさい
そう、私の敵は
優劣感でも劣等感でもなく怠け心
これまでずっと
真顔でいると怖がる人がいるから
これまでずっとできるだけ笑顔で過ごしてきた
引き笑いを嫌がる人もいたから笑い方も変えた
嬉しいことを見つけるのが上手くなったし
たくさんのひとに可愛がってもらえたと思う
環境が変わっても同じように頑張って
笑顔の精度はどんどん上がっていった
あるとき好きな人が1人もいない場所に行き着いた
いつしか笑うのがとても苦しくなっていた
そして気づいた
私が笑うことで機嫌を取っていた人々は
私を大切にしてくれる人ではなかったと
美しいこの顔をもっと誇っていこう
1件のLINE
久しぶり、元気してる?
半年前に振られた相手から連絡がきた
なんだかめんどくさいことになったかと思い
未読のまま情報を集めた
私が思いを伝えたときに彼は
君も好きだけどAちゃんの方が好きなんだよね
そんなことを言った
Aはとてもいい子なのですっぱり諦められた
だがどうやら彼は振られたらしい
それなら私を、ということみたいだ
残念なことにもう飽きたし
正直私もAの方が好きだった