NoName

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6/7/2024, 10:21:29 AM

世界の終わりに君と


女子高生と柴犬が
散歩しているだけの漫画が好きだ
作者が犬好きだから
柴犬がとても可愛く描かれている
柴犬が語るうんちくは
どこかで聞いたことのある話ばかりだけど
犬や猫に例えてあって面白い

人間を相手にするのは疲れたから
誰もいない世界で
動物たちとおしゃべりできるのはうらやましい

6/6/2024, 10:12:21 AM

最悪



買ったばかりの服に染みがついた
最悪だと思ってたけど
家に帰る頃には忘れていて
そのまま洗濯機に放り込んだ
消えてよかった

6/5/2024, 11:23:42 AM

誰にも言えない秘密






小さい頃は喧嘩すると
血気盛んな子たちがよく口にするのを聞いた。
決まり文句みたいなもので、
誰かがそれを実行するなんて
微塵も思ってなかった。
私だけでなく誰もがそう思っていたと思う。
誰もが悪いことだとわかっている。
だから私は心の底からそれを願ってしまったとき
自分の性根が腐っているからだと自分を責めた。

ある日たくさんの人に慕われている
誰よりも優しそうに見えたその人から
あんな話を聞くなんて。
驚いた。
自分の気持ちに正直に生きれば
心も濁らず身軽に過ごせると聞いたことがあるけれど
あれも当たり前の気持ちなのだろうか。

6/4/2024, 10:24:55 AM

狭い部屋


大掃除をした。
自分の持ち物を把握するためにも
しまってあるものを一度全部出してきて並べた。

まず、毎度のことながら
あちこちからお札や小銭が出てきた。
ずぼらな私が大掃除をすることができるのは
これがあるからだ。
普段あちこちにしまってしまうのもやめられない。

もう捨てたと思っていた半袖も出てきた。
首元が少しへたれてきているが
気に入っていたものなので何度か着ようと思う。

狭い部屋なのに
何があるのか把握できてないことに
我ながら呆れた。

6/3/2024, 10:39:46 AM

失恋


同じ言語を話しているから
きっと言葉は伝わるはずだと信じていた
自分の気持ちを口で説明できるように努めてきた
でも、上達すればするほど気づいてしまった
同じ言葉を発したとしても
その意味は人によって違うということに

君と僕は似ている部分も多い
同じ文化圏に生まれ
何年も一緒に同じものを食べて過ごした
お互いに好き合っていたと思う
だからこそ話せば分かると思ってしまった

どこで間違ってしまったんだろう
傷つけ合うことに疲れてしまったんだ
どんなに愛していても
そこに憎しみが混ざってしまったから
僕らはもう離れた方がいいと思うんだ

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