あなたと、初めて出会った時、私は、
まだ、小さい子どもでした
ふと現れた、あなたは、母の弟でした
私からしたら叔父さんですね
まだ、小さい時は、よく分からず
優しい叔父さんが大好きで
将来は、一緒に暮らしたい
お嫁さんになりたいと思ったものです
そんな優しいあなたが、ある時から
体調不良になり母が心配していたのを
幼いながら記憶に残っている
ある時、叔父さんは、しばらく入院するんだよと聞いて、あれ?
って思った
それからも、叔父さんはずうっと入院、退院を
繰り返しある時、連絡が入った子どもながら
胸騒ぎを感じた
みんな泣いていた
私も泣いていた
あぁ、天国に行ってしまったんだと感じた
もう会えないんだとわかった
悲しかった、苦しかった
叔父さんの方が辛かったはず
もし輪廻があるのなら
また、巡り会いたい
友達でもいい
子どもでもいい
すれ違うだけの他人でもいい
また、巡り会いたい
あなたに、最大限の感謝と愛を込めて
私と、貴方が出逢ったのは、偶然だった
初めて会った印象は、お世辞にもよくは、なかった
ただ、よく笑う人だなぁと思うくらいで…
そんなあなたと、話をしたり仕事で一緒に悩んだりして行くうちに互いに必要と感じる存在に慣れたと思った喧嘩もした、理解出来ないとも思った
ただ、いつか変わる変わってくれると思いながら
年を重ねた
何処で、間違ったか分からないしもともと間違ってたのかも知れないし
ただ、私は、貴方が残した小さいこの子と一緒に生きて行く
貴方とは、道は違うけれどいい人生を自分に悔いなく生きてほしい
今は、届かないけどそう願っている
小さいこの子と生きて行くのは、なかなか
大変だった。
初めての育児、初めての経験、夜は眠れず
不安の中で徐々に壊れてくるメンタル
この先を考えても切りがないが考えずにもいられない…
仕事も探してお金を貯めて保育園も探さないと
する事は、わかるやるべき事も決まってる
ただ、やるべき事をこなす心の余裕は、ない
毎日の育児に時間をみては、求人情報の検索
そんな毎日だった
そんな日々を過ごして行く中で運良く
保育園も決まり、仕事も決まった
前職とは、違う仕事だがやりがいは、あった
やった事のない仕事は、何もかも目新しく
新鮮に映った。
仕事をしながらの子育てある時、3ヶ月検診の
手紙が届いたあれからそんなにたったのかぁ
特に気にも止めず検診の日をむかえた
順番待ちをしやっと順番がやって来た
「まだ首が座ってないね」
遅い子は、遅いから気にしないでそのうちに座るようになりますよ。
医師からの言葉でそんなもんなのかと思い後は
特に何の問題もないと言われ安心して帰宅した。
慣れない、保育園、検診、予防接種等を受け
本人のもとからの体質なのか、よく風邪を
ひく子供だった何度か、近くの病院に
受診して診てもらっていた。
その日もいつもの風邪のつもりでの受診だった
お子さんだいぶ大きいですねと言われ
コロナ渦でもあった為、他の子供との接点もなかった為、疑問にも思わなかった
うちの子は、大きいですか?
全てにおいて同じ月齢のお子さんより大きいですよ。
特に頭が大きいですね。
何か、病気があるかも知れないので検査をしましょう
話を聞きなが頭が真っ白になった
私の子供は、何処か悪いのか?
何で何も思わなかったんだろう…
その後、あらゆる検査を受けて行く
この病気では、ないですね
この病気でもないですね
本当に子供は、病気なのか?
確かに検診で首座りには、個人差がありますと言われた。
だけど、実際は、何ヵ月たっても首が座らない
筋力もない
これってなに
何で
何で
何でうちの子供が…
ある時、主治医に言われる
うちでは、分からないけど何か病気があるのは、
確かです
やはり、何かの病気は、あるのか
理由も分からない
いつまで、生きれるかも分からない
紹介状をもらい、受診の予約を取った
ビックリする程に予約がとれたのは、先だった
3ヵ月以上待っのは、普通と言われるも
私には、その3ヵ月は、まるで一年のように
長かった
遺伝子に問題があるのかも知れない
検査をしましょう
子供は、まだ8ヵ月だった
何で可哀想
私が悪かったのか
泣いてる声がする
申し訳ない
申し訳ありません
心で子供に謝った
結果が出たのはそれからまた3ヵ月後だった
結果から申し上げますと、異常は、ありました
医師が告げる
お子さんは、稀な希少疾患です
症例件数も少なくまだ、詳しいことは、
わかって居ません。
子供と私の世界が壊れた音がした