11/19/2025, 10:45:37 AM
〜吹き抜ける風〜
上京したあの頃。
見上げるばかりの
高層ビルの隙間。
吹き抜ける風が、ふと、
私をどこかへ連れ去ろうとする。
思わず足が止まる。
この風に戸惑う私——
お上りさんだと、分かっちゃうかな?
11/18/2025, 10:15:42 AM
〜記憶のランタン〜
もう何もかも嫌で、
気持ちも荒れ、
勢いで退職願いを出した。
数日後、先輩がふと言った。
「いつでも戻れるからね。」
引き止めでもない一言なのに、
胸の奥がふっとあたたかくなり、
ざわついていた心が、すっと静まっていった。
あの言葉こそ、
今も私を照らす「記憶のランタン」。
迷いそうになるたび、そっと光をくれる。
11/17/2025, 10:49:47 AM
〜冬へ〜
いつも駆け足でやってくるね。
まだ出番には早いのに、
毎年、少しずつ前のめりで。
まるで「我こそは」と言わんばかり。
自己主張が強くなってきて、
自分の存在意義を探しているのかな?
でもね、私は思うんだ。
君の前後にこそ、もっと活躍してほしいんだよ。
——頑張れ!
春と秋!!
11/16/2025, 10:32:57 AM
〜君を照らす月〜
ここでお別れだね。
またね、と手を振る。
うまく笑えているだろうか。
不安がこぼれていないだろうか。
強がって見えてしまっていないだろうか。
そんな思いが胸を締めつける。
けれど——
君を照らす月が、
そっと満面の笑みを写し返してくれた。
その光を見ていたら、
また頑張れる気がした。
11/15/2025, 10:46:05 AM
〜木漏れ日の跡〜
晴れた日の並木道。
ここは、いつもの散歩道。
「あれは何に見える?」
「おホシさま!」
「じゃあ、あれは?」
「大きなウマさん!」
キラキラと差し込む木漏れ日が、
子どもたちの想像を揺らす。
風がやんだあと、
光の跡だけがそこにとどまっていた。