たそがれ
もうすぐ夕暮れ時が…あの人がきてくれるいつもの時間がやって来る

あの人がいてくれるだけで、心が楽になる

きっと明日も
今日もあなたは来てくれた

きっと明日も来てくれるのだろうか

来て…ほしいよ…

広すぎるこの部屋で、1人で過ごすのは寂しいから…

静寂に包まれた部屋
あの人が家に帰ってから、私のいる部屋が静寂に包まれた

また、1人の時間が来てしまった…

そう思ったが、ぬいぐるみ達や本があるからまだいいかと思い直し、幼少期からの友達を膝の上に乗せ、本を開いた

別れ際に
今日もあなたがやって来て、外の世界のことをたくさん教えてもらった

ただ夕暮れ時しか会えないからすぐにまたねをしなければならない

別れ際にまた明日と言ってあなたは帰っていった

通り雨
あなたと一緒に初めて街へと出掛けた

世間ではこれをデートというものみたいだけど、私にとってはあなたと出掛けられるというだけで嬉しい

帰りの途中、通り雨に遭遇したけれどあなたと一緒にいられるのだから全然嫌ではない