『日陰』


眩しい陽射しが照り付けると
こんな寒い冬でも
やっぱり探してしまう

陽の入らない場所を

明るい人たちを見ると
隠れてしまう
少し静かな落ち着く場所を


そこが日陰
そこが安全地帯

無意識にホッとする
僕だけの空間（ばしょ）

人見知りで
一匹狼が唯一安心できるところだから


周りをすべて
シャットダウンした世界（ばしよ）




花華

『帽子かぶって』


恥ずかしくて顔を隠すように
周りの視線を感じないように
透明人間かのように
目立たないように

深く帽子をかぶり
下を向いて
音楽流して
ひたすら歩く

それが人見知りな僕の日常

人付き合いが下手くそな
僕の日常


オシャレを知らない
寝癖隠しを含めた
僕のスタイルだ


花華

『終わらない物語』


今まで歩いてきたものは
振り返れば道に変わってる

いま
目の前には何が見えますか？

ヒカリ？
闇？
未来？
希望？
崖？

一体
何が待ち受けているか分からない
それが人生という自分が作り出す
自分だけの𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲

始まりは忘れても
終わりは決められる
終わらないことも決められる
自分だけの𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲

あなたは何を選びますか？


花華

『優しい嘘』


あの日に君は小さな嘘をついた

たった一言
「好きじゃなくなった」



その言葉を信じてしまったから
見抜けなかったから
今、隣に君はいない

あの日に君がついた小さなうそは

傷つけまいとする君の優しさ


あの涙は
苦い涙
気づかれまいと
ひた隠しにした
君の


嘘つきな涙

優しい君が最初で最後についた
優しい嘘


花華

『あなたへの贈り物』


あなたがくれたものが多すぎて
あなたに何があげられたか分からない

あなたへの贈り物が
小さなものでも届くといいな

この気持ちと共に
あなたに
届きますように

この大好きだという気持ちが


花華