心の境界線


君に別れを告げられてから
私と君の心には境界線ができてしまった

それは他人よりも遠い存在の。

『行かないでと、願ったのに』


別れ話をされた
夜の11時を回った

今日はとりあえず帰ろっか
君にそう言われて帰ることにした

駅のホームで君は言ったよね
｢俺は別れたいって気持ち変わんないと思う｣

私が返事をする前に急行電車が来た
君は乗ろうとしている
お願い行かないで……

終わらない問い

好きじゃなくなった。別れよう。
君にそう言われた時私は君に問う

なんで好きじゃなくなったか教えて

「分からない。好きじゃなくなったのかもわかんない。」
そう言われた。

結果的に別れたけど、わけは分からなかった
終わらない問いは今も続く

『秘密の箱』

秘密の箱
君との思い出をいっぱい詰めた箱

君と行った動物園や水族館のチケット
君から貰った小物

なんでも入れている箱
1年記念日に懐かしいねって見せるために
秘密にしていた箱

でもね、君と別れてからは
絶対に誰にも見せられない
未練の塊の箱になった

秘密の箱
それは今も私しか知らない

『予感』



最近大好きだよって言っても
君はありがとうしか言わなくなった

1週間が経った頃
君から突然LINEが来た

「ちょっと話したいことがある
今から会える？」

すごく嫌な予感がした
「好きか分からなくなった。ごめん。別れて欲しい。」

やっぱ私ってすごいな
嫌な予感はいつも的中するんだ