『届かないのに』
私の気持ちはあの時ちゃんと届いたよね?
半年前に初めて好きって言った時さ
泣いて俺も好きって言ってくれたよね?
しっかりと届いていたと思ってたよ。
届いてなかったんだね。
もう好きって言っても表情ひとつ変えないで
俺はもう好きじゃない。冷めちゃった。ってさ…
もう届かないのに
まだ私は君を想い続けているよ
私の記憶では君は好きだと言われて嬉し泣きをした
だけど、君は別れを告げた時涙ひとつ流れていなかった
私の記憶の地図は間違っていたのだろうか?
『記憶の地図』
『マグカップ』
貴方が私の家に遊びに来た時に使ったマグカップ
私は朝コーヒー飲む時にいつもそれを見て
貴方を思い出すんだよ
貴方はホットコーヒーのように
すぐに冷めちゃって
私に別れを告げたよね
コーヒーは冷めちゃったらまた温めなおせるけど
貴方の気持ちはもう変わらないんだね
変えられないんだね
私が貴方に告白した日は泣いて喜んでくれたのに
貴方のあたたかさはもう冷めきっちゃってるんだね
ずっと好きって嘘じゃん
嘘つき
『もしも君が』
もしも君が私に相談をしてくれていたら
私たちは、別れずに済んだのだろうか?
もしも君が思っていたことを私に話してくれていたら
私たちは、まだ愛し合えたのだろうか?
もしも君が私を頼ってくれていたら
私たちは、恋人同士でいることが出来たのだろうか?
もしも君が私との思い出を忘れていなかったら
私たちは、まだ戻れる可能性はあるのだろうか?
どうして別れるという選択肢しか、
君の頭にはなかったんだろうか?
もしも君が別れる以外の選択肢を思いついていたら…
もしも君が…もしも…
『君だけのメロディ』
君とハグした時に重なる
私と君の心臓の音
君としか奏でられないメロディ
この音を聴けるのは、君だけの特権だったんだよ
君だけのメロディだったし
君とだけのメロディだった
だけど君はこの音に飽きちゃったんだよね
だから君は他の人と新しいメロディを奏でるために
私と君だけのメロディを捨てたんだよね
今は君だけじゃなくて私だけのメロディ
私はもう一度君と音を重ねられることを
ずっと待ってるよ