夏の終わりはいつも儚く
物悲しい。
なんでなんだろう。
猛暑日ばかりで早く涼しくなるのを
待ち遠しく待ってたのに。
秋の匂いが一雨ごとにしてくる。
秋はなぜか人恋しい。
秋の恋はなんだか胸が苦しい。
学生の頃、文化祭の準備で遅くまで
残ってワイワイしていた秋。
好きな人と一緒の空間にいつもより
長くいれる事が嬉しくて、文化祭より
準備の方が楽しかったなー。
あの時も学校帰り、楽しい時間の終わりと
共に好きな人との時間の終わりを感じて
物悲しい気持ちで家路に着いた記憶が
この季節になると毎年思い出す。
あれは秋の恋だったのかな。
子供の頃は長い休みが終わる前になると
時間よ止まれって思っていたような記憶がある。
大人になると一日の始まりから
早く今日が終わってくれないかなとしか思っていない
自分がいる。
早く週末にならないかな、給料日後すぐに早く
来月の給料日がこないかなと。
こうして一日、1週間、1ヶ月、1年が過ぎていく。
2023 9.20という日は自分の人生の中で今日しかない。
2度と戻る事がないのだから、噛み締めて時間を過ごしたいとは思う。
けど、忙殺されている毎日、虚しく時間だけが
過ぎていく。
大人になると時間が止まってくれる事より
時間よ戻れと願うかもしれない。
10代の頃、将来ば必ず東京の真ん中で
働きたいと思ってた。
きっと見える景色が違うんだろうと
本気で思ってた、あの頃の私に今聞いてみたい。
あんなに憧れた場所で働いている今、
電車から見える東京の景色はどうですか?
流れる夜景を見ながら、自分が思い描いた
大人になれてますか?
疲れ切った自分の顔が電車の
窓に反射して、その後ろにはめまぐるしく
変わる東京の夜景。
10代の頃のようにキラキラした気持ちなんて
どこにもない事に気づく。
ただ毎日判で押したような繰り返しの毎日。
この場所から弾き飛ばされないように
しがみついてる自分。
あの頃の自分が見たらどう思うのか
聞いてみたい。
東京の夜景の中に過去、現在の自分が
投影されている。
未来の夜景はどんな風に見えているんだろう。
あなたに会えなくなって何日経つのでしょう。
そんなに経っていないような、すごく経っている
ような。
人を想うと体内時計がおかしくなるようです。
私にとってお花畑はあなたです。
いつだってキラキラしていてパワーを
くれる。
会える時は私も負けないぐらいキラキラ
してたいなって思わせてくれる。
また会える日を楽しみに今日もいつもと
変わらない時間を紡ぐ。