8/28/2023, 8:14:48 PM
突然の君の訪問
いつものように家で本を読んでいると、戸が叩かれる。
「ねぇ、ちょっと今日遊びに行かない?」
その声は、いつも突然やってくる君の声だった。
「今開けるから、少し待って」
けれど、本を閉じて戸を開くと、
「今日もいない、か」
そこに、君がいることは無かった。
それも当然。
君はもう、随分前に空へ旅だったのだから。