お題：子供のままで


さあ、疑って歩け
さあ、泣いて喚いて自我を出していけ
全てに抗って生きろ！
簡単に信じてしまわないように

周りの奴らは苦しい辛いと
喘ぎもがいて生きてるけど
好きなことをやってやるんだ
辛いことなんて真平御免だ
嫌な時は逃げ出してやる
泣いて叫んで遠い所へ

出来るだけ昔の事を思い出すんだ
あの頃は何をしていたか
何であんなに楽しかったか
どうにか成長に抗っていたいのさ

時計の針のスピイドが
いつから早くなったかも
いつか思い出すだろか
いつから背が伸びなくなったかも
いつか思い出すのだろうか

一人では生きていけなくて
誰よりも力が弱かったのに
今は一人でやっていけるし
力がついたのに
誰よりも傷つきやすくて
本当は誰よりも弱いんだ
子供のままでいれているんだ

お題：愛を叫ぶ


愛を叫ぶとはなんなのか
そんなのどうだって良いのさ
ただ愛を叫べと言われたら
僕は君のことを、君へのことを叫ぶだろう

ああ君よ、愛おしい君よ
何処へ行ったといいますか
君は蝶だ
網を振り回しても捕まってくれない
そんな蝶だよ。
そして君は猫でもある
気づけば居ない
自由な猫さ。

僕が花を渡した日
覚えていないとは言わせません。
君は花に手すらつけずに
ウインク一つ僕に投げた
雲を掴んだと思ったさ
しかしそこも含めて愛しいのだ。

結局愛を叫ぶとは
どんなものだったのか
そんなのやっぱりわかりません。
しかし僕が言えることは
君そのものが愛なこと
この詩はきっと僕が叫んだ愛なこと