「ねぇ!これちょーだい!」
『え、なn...』
「は?うるせぇよ早くよこして」
『わ、分かった...』
「これも、それも...あとこれも頂戴!」
『っw』
「何よ...?」
『アハハハハハwwww』
「早くち...」
『馬鹿だねぇ~君ってwww』
『こんな格好好きじゃない...』
『こんな...可愛い格好...!好きなんかじゃ!』
『好き...なんか、じゃ...』
「好きなものなんて、私には分からない...」
『あ...ぁ』
「好きなことや、楽しいこと...あれやこれや、それ」
「全部分かってたほうが幸せでしょ...?」
『でも...どうせまた...』
「否定されても自分を貫いて生きるほうが幸せでしょ...?」
「分からない、知らない...けど」
「だから、羨ましい...と思う」
『あ、雨...傘持ってきてないや...別にいっか、濡れても』
「おーい!」
『今の声...』
「ねぇ聞こえてないのー?」
『え、と、なんで居るの...』
「何その嫌そうな感じ」
『別に嫌がってないけど』
「あっそ、ならいいけど...」
『え、今ボクたち相合傘してるのわかってる?』
「わかってるけど?」
『ふーん、そんなに僕と相愛傘したかったんだ〜w』
「...っ💢」
「ハサミで切るのわどお!?」
『え、なんで思いつかなかったんだろ...』
「そ、そんなことどうでもいいから!」
『切ろ!』
「ちょっと、早くしなさいよ」
『...切れないんだよ』
「は?貸して!...ホントじゃん...」
『もう他の方法は全部試したしさ』
「ったく...じゃあどうすればいいのよ...」
『ごめんね、でも...ボクは 「ま、切れなくても
このままでいいんだけどな...』 いいけど...」
『馬鹿みたい...』
「え、な、何が?」
『あんたが』
「ボ、ボク?...何か悪いことしちゃった?」
『別に?』
「じゃあ何さ」
『別に...』