水に滴った雫は我々には一滴
拡大すると何滴も何滴も分裂している
なんだか花火みたいだ
空に咲く花火と水面に咲く花水
これだと呼び方がはなみずになっちゃうなぁ ずびびび
お題:雫
何もいらない、ということはない
だいたいこの言葉の前か後にはこれ以外とか
そういった最低限人間として生きるための保険をつける。
生活水準を下げることは難しいと聞く。
何かを持っていた人間にとってどうあがいても捨てられないものが人間性である。
これを放すときには人間として死んでいる。
しかし考えなくして動けないためまだ、ヒトである。
何もいらないの果てには、いったいどうなっているのだろう。
お題:何もいらない
もしも未来が見れるなら
若いうちの怪我も病気も全部回避する
ツケは老後に押し付ける
たくさんのツケなら苦しまないで逝けると思うから。
そのかわり若いうちしかできないことを謳歌する!
降り注ぐ厄災を回避して、最高の人生になった。
だから最初は逐一覗いていた未来も、次第に覗くことは無くなっていた。
お酒で気分が良かったし、なんとなく気になったので自分の最期の姿を覗いてみることにした。
そこには、内臓を鷲に啄まれたプロメテウスのように
苦しみ悶える私がいた。歯を食いしばり汗を垂らしている
手もしわっしわで、水分を含んでいるのかすら不明だ。
どうやら神は良い思いだけをした私を見逃さなかったらしい。
ここまではまぁ想定内だ、仕方ない。
そう受け入れようとした時に、どうやらお見舞いが来たようだ。
誰だろう、でも私と長く付き合ってくれる人が絶対にいることがわかったので、それはそれで嬉しくなった。
しかしそこに入ってきたのは、長年付き添ったような老人でなく、
想像の正反対、肌にハリ艶のある大学生くらいの女の子だった
私の孫とか娘かな……?
だったら医療費とか申し訳ないな……。
近づく少女の顔は次第に明らかになる
一歩、一歩と近づく女の子に私は青ざめる。
ついさっき会って、別れた友人。そのままなのだ。
なぜ?どうして?いつの出来事だ?なぜ私だけこんな老いている?玉手箱?いやあり得ない。
思考が止まらない巡るのは疑問わからない恐怖が支配する
CPU使用率が100%になったパソコンの様にブラックアウトする。
あぁ、わかった気がする。
私の寿命は、最初から短かったんだ。
お題:もしも未来が見れるなら
みなちった みなちった たたかいに おもむいて
さくらちった さくらちった たびだちを みとどけて
みなった みなちった それぞれの ゆくばしょへ
お題:桜散る
ここではない、どこかで
出会っていたとして
姿形が違ってもまた同じように繰り返すのだろうか
お題:ここではない、どこかで