和不

Open App
2/13/2024, 3:05:31 PM

ずっと待ってた。君が会いに来るの。
長い間ずーっと。

でも知らなかったな。もう君がここにいないの。
君がいないと僕がここにいる理由ないじゃん。

だからね、君が会いに来るの待つんじゃなくて
僕が行こうって思ったの。
きっと君はあっちで待ってるから。

今まで待たせてごめんね。
もうそっちに行くから、だからあと少しだけ。
待ってて。

『待ってて』

2/11/2024, 12:15:09 PM

この場所で君と出会ったこと。

この場所で君と笑ったこと。

この場所で君と約束したこと。

この場所で君と朝日を見たこと。

もう君はいないけど、僕はずっと覚えてるよ。

大好きな君とたくさん話した場所。

君との思い出がこの場所に溢れてる。

『この場所で』

2/9/2024, 2:55:45 PM

「まーま!たんじょーびおめぇと!!」

まだ発音が上手でない息子が誕生日を祝ってくれた。
夫でさえも祝ってくれなかった誕生日。
誰にも祝われぬまま今日が終わるんだと思ってたから。
息子が頑張って祝ってくれたのが嬉しかった。

息子がおめでとの合図とともに差し出したのは
折り紙で作られたたくさんのお花。
お花全てがひとつの折り紙に包まれている。
小さな花束だ。

「___。お祝いありがと、ままとても嬉しいよ!」

初めて息子が祝ってくれた私の誕生日。
今日は誕生日ともうひとつ記念日が増えてしまった。
とっても嬉しい記念日が。

2/8/2024, 2:26:26 PM

「今日一緒帰る?」

いっつも俯いて笑わない君が
唯一笑って返事をしてくれる一言。

「うん!!」

普段の姿からは想像もつかない
元気すぎる返事をきいて
ちょっとにやけちゃった。

「なに笑ってんの!」

ってちょっと怒られちゃった。
でもとっても幸せそうな顔してて
余計に笑っちゃったじゃん。

2/7/2024, 2:05:56 PM

どっか遠くへ逃げちゃいたいな。

クラスカースト上位の私が絶対に言えないこと。

「___ちゃんならできるよね!」
「___ちゃんが一緒でよかった!一安心!」
「___さんにできないわけないじゃん!」
「___さんなら、絶対できるでしょ!」

最初は頼られてるみたいで嬉しかったけど、
できることが当たり前になってきて苦しかったな。

これなら中学の時みたいに、カースト下位でいいから
のんびり気ままに誰のことも気にせず
生きていたかった。

“全部全部捨てて遠くへ一人で逃げたい”

そんな妄想、叶うわけもなくただ虚しさが残った。

今日もできることが当たり前の世界で、
誰にも言えない、どこにも書けないことを隠して
必死に耐えて生きていきます。

『どこにも書けないこと』

Next