水鏡

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8/13/2022, 5:35:00 AM

君の奏でる音楽

私は歌う
名も知らないあの人へ向けて
ここにいると叫ぶように、あなたに届くようにと

私は、歌う。
貴方に逢いたいと、願いを込めて

7/28/2022, 9:39:48 PM

お祭り

人々のたのしむ声

お囃子が遠くから聞こえる

ぽつぽつと赤い提灯が揺れている

あの人たちはなぁに?

今日は祭りなんてやっていない

7/20/2022, 11:48:57 AM

私の名前

親につけてもらったそれは

どうも私には似合わなくて

その名前で呼ばれる度に

嫌だ、違う、その名前は違うの!!

そう叫ぶ私がいる

どうして、こんなに寂しいのか

私にも分からない

なまえを、よんで

7/10/2022, 2:50:28 PM

朝、目が覚めると泣いていた

夢を、見ていたような気がする
あの人の夢を

もう、思い出したくもないのに
いつも私の生活にはあの人の影がチラついている

ふとした時の表情、怒った時の感情の揺れ具合
……嫌なものからへの逃げ方

何気ない瞬間、大事な瞬間で
酷くあの人と似てると感じる時がある

ただ、嫌いで済ませられたら
私の記憶から、生き方から消えくれたら

どんなに良かったことか

あの人が今の私を形作ってるなんて

そんなこと、気付きたくなかったな

7/8/2022, 5:09:47 PM

街の灯り

ビルから零れる光を星みたいだと君は言った。
一つ一つ灯っているそれはきっとその中で幸せを包んでいて

だからなのかな。
今はそれを見ると少しだけ苦しいと思ってしまう。

いくら光があったって、ここに君がいなければ意味なんて無いのに。

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