NoName

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4/7/2024, 1:08:00 AM

 君の目を見つめると、キレイな湖面のように澄んでいた。
 脈なしだなと思った。

4/6/2024, 9:38:30 AM

 数多ある、宇宙の神秘は深遠で壮大で、果てしない。何億何千年とかけて届く星の光に比べれば、人間の一生なんて一瞬だ。
 その一瞬を一緒に過ごしたいと心から望んだ女性と、今日結婚した。
 そんな日も星空の下で天体観測に明け暮れる僕を、彼女は、らしいわね、と苦笑で許してくれた。天体観測にも付き合ってくれて、今は、すぐ横の椅子に腰掛けたまま眠っている。
 その顔が、どんな宇宙の神秘より魅力的に見えて、僕はそっとくちづけした。
 一生を共にするキスは昼間行ったけれど、これは、それ以上の時間も君を愛すると。
 永い星の寿命にかけて、ひっそりと、誓った。
 

4/1/2024, 1:27:10 PM

 別れましょ、と言って午後にそれを撤回しなかった。
 私のエイプリルフール。

3/28/2024, 1:09:16 PM

 好奇の目で見つめられると、手先が器用に動かなくなる。
 なにげに、迷惑。

3/21/2024, 4:30:05 AM

 昨日、亡き恋人の夢をみた。
 僕は、夢の中で夢と気づかないで、いつものように二人リビングでくつろいでた。
 もう二度と訪れない時間だったのに。
 せめて、夢が醒める前に、もっとたくさん話をすれば良かった。

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