去ってゆく背中を見つめながら

「ありがとう　…ごめんね」

部屋の片隅で、
僕は　何をやっているんだろう
自分でも分からなかった
ただ　部屋の片隅で　何かをやっている
何をやっているんだろう

なぜ？
なぜ、逆さまなの？
まるで、天井が床になってるみたい｡
　おもしろい｡
でも、これちょっと不便｡
お茶はこぼしちゃうし、寝るときベッドがないし｡
ﾊﾟﾁ。
目が覚めた｡
「夢か｡」

ああ
もう　寝る時間は　過ぎたのに
何だろう　眠れないほど　何かを考えていた

夢　と、現実。
何だろう　

寝てるとき　は

　　夢

そして
起きてると

　現実

何だろう　　かすかに感じる
　　この思い　　　　　この違い。


　　夢と現実