掌から離れたはばたきはきっと戻らないだろう。
不慥かな予感じゃない
希望をのせた確かな意志
今はまだ…
まだだから。
私(よわさ)は棄てなくていい
もしすてたのなら共に拾おう。
希望を持つため捨てたものでも
現在(いま)は私を縛るけど
あせるな。
決して受け入れない事はないから
空(うえ)を仰ぎ、みろ
掌から零れるヒカリにめをほそめて
#遠くの空へ
ぬいぐるみの虚ろなガラス
開けたくない窓の外は切り裂く空気が渦巻く
ぼんやりと蛍光灯
らしくない らしくない
きっと独りだから
きっとさむいから
きっと冥いから
あぁ、光を落とそう
おやすみ、いい夢は見れない
#言葉にできない
柔く頬を撫でる春風にのって
鮮やかにアスファルトを桜色に染める
あぁ、春だ。
始まりの季節 出逢いの季節 出発の季節
浮き足立つ新入生の足音にそっと耳をかたむけて
温暖化で少しギラつく陽光に目を細めて
今日という日を始めよう
弥生に感じた瞬きの哀しみを暖めるように
時間が寄り添う事はないのだから
ざぁ_と桜吹雪
しかしながら、どうかご注意を
浮かれていては隠されてしまうやもしれませんね。
長きに渡り人を虜にしてきたこの薄紅に…
ほら……
#春爛漫
液晶越しに並ぶ文字たち
ねぇ、届いてる?
もう幾年が過ぎただろう。
自分と同じ過ちを犯さないでほしくて
自分のように泣く姿がなくなってほしくて
音に 声に 文字に
僕は綴り続けるよ
だから、見ていて
1人で泣くのはもうおしまい
さぁ、明日から君の新たな幕をあげよう。
その臆病な猫背にそっと手をそえる
#誰よりも、ずっと
ずるい、ずるいよ。
私はあなたにあげられるものなんてもうないのに
私の目も唇もカラダも心さえも
全て全てあげたのに
欲ばりなあなた
でも、そんなあなたが大好き
好きで好きでたまらいない
言葉にするのすら難しいの。きっと永遠の謎ね。
だから探していこう。
昨日は1人で
今日から2人で
#これからも、ずっと