今の私は何者でもない
周りはどんどん、どんどん先に行く
それでも足は地に根を張り、身は竦む
善意の皮を被った悪意
自分とは違う論理
希望に身を潜める恐怖
朝日のような理想より帳のような現実が心に巣食う
あぁ…………
時を停めたいと俯いて 意味は無いと前を向こう
夜にとじこもり眠っても 最後にはまた朝が来る
もし、変わろうと臨むなら
ここではないどこか
#遠くの街へ
イライラする
めんどくさ〜い
こわいよ
完璧にしなければ
いっぱいいっぱい 考えるの
理想と現実(わたし)が違うから
殻にとじこもり、娯楽に身を沈め、雑音から逃げるの
逃げたくて、怖くて、知りたくない
自分に失望したくない
だけど、もう分かってるでしょ?
そんな事しても無駄なこと
結局、自分を傷つけなければ進めないこと
ねぇ、今だけ他人(ひと)の言葉を借りて言うよ
「人生で傷つかないことはない。だから、血を流そう?……笑いながら」
#現実逃避
暖かくも寒くもない
あぁ、嫌になっちゃう
落ちてきそうで落ちてこなくて
なくなりそうでなくならなくて
指を動かし、ぴえんの顔
つまんないつまんない
頭の蓋は邪魔けったい
#物憂げな空
いたいね。
赤が白をつたって流れ落ちていく
締め付けられるように抉られるココロが
冷えた体温と同じになる
一緒にいたかった
永遠にともに過ごしたかった
時間の歩みが違っても
明日も明後日も来年もずっと一緒と信じて疑わない
私よりも小さいちいさいあなた
おやすみなさい、またあなたと野をかけて遊んでいたい
#小さな命
「同情するな」
誰かは言った
その人間の為にならぬから…と
けれど、言いたいのはきっともっと別なんだ
同情は保身の言葉
同情は己を救えど、人を救わず
……なぜ、そんな哀しい受け取り方しかできなくなってしまったのだろう。
この世界は残酷に
しかし確かに優しいと想いたいのに
ちっぽけな子供に言えるのは
「さみしいときはないてもいいですか?」
#同情