〜待ってて〜
父が亡くなって
3ヶ月
お父さん
見守っていて
いつか私も
命がつきる
また会おうね
その時まで
待ってて
伝えたい
あなたに伝えたい
心からのありがとう
とても口になんか出せない
愛してるだなんて
あなたは私の
大切な
大切な存在だから
スマイル
私は普段いつも不安げな顔をしている。
笑顔とはほど遠い表情だ。何に対してそ
んなに不安なのか。未来、過去、そして
今現在がたまらなく不安なのだ。表情は
大切だと分かっている。ふと鏡に映る自
分に笑ってみせたり、おどけてみせたり
することもある。でもそれは結局、その
場しのぎでしかない。いつも何かにおび
え、何かに責められている気さえする。
それは外界にであり、自分自身にでもあ
る。昨日も仕事中おびえ疲れ、頭がぐし
ゃぐしゃになっていた。その時、笑顔で
『お疲れ様です!』と言ってくれたいつも
の優しい彼女。凍っていた心が、じわじ
わと溶けていくのがよく分かった。あの
時の彼女の笑顔は、私にとって神にも近
い存在だった。臆病者の私は、いくどと
なくこの笑顔という暖かさに救われ、う
つむいた顔を上げるのだった。
どこにも書けないこと
どこにも書けないこととは秘密のことだ
ろうか。秘密にしていたいことは、いく
つもある。でもあえてそのことは書きた
くはない。秘密は秘密だからいいのだ。
私は母に口が硬い方だと言われたことが
ある。嬉しいような少し悲しいような。
でもその口の硬さは、自分が忘れなけれ
ば守っていきたい。べらべらと辺り構わ
ず話すことは個人的に好きではない。自
分の秘密も守りたいなら知った人の秘密
もやたらに話したくない。それが人にも
自分自身にも信用されることであり、ど
こか誇らしくさえ思えるから。
時計の針
時計の針が戻せたなら、一体私は何がし
たいだろう。きっと1つになんか絞れや
しない。でも今だったら子どもの頃の私
に会ってみたい。会ってどうするのだろ
う。こうしなかったから、大人になった
私が苦労をしているだとか、子ども相手
に文句を言うだろうか。いや、たぶんそ
んな事はしない、出来ないと思う。子ど
もの私に罪はない。ただ遠くからその姿
を見てみたい。きっと泣けてくるだろう
なぁ....。色んな思いが、入り混じって。
時計の針が戻せるなら又、あの頃の子ど
もに帰りたい。