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8/28/2023, 3:33:26 PM

お題「突然の君の訪問。」


事前に連絡が当たり前で
こんな突然の訪問はめっきりない
相手を驚かそうとか
喜ばせようなんてのはもう面倒
そんな事を思ってくれる相手もなし
たとえ切羽詰まった事情ならば
やはりひとこと連絡は欲しい
ひとの生活の中に足を踏み入れるならば
こちらにもひと呼吸の時間は欲しい

ねぇ君、聞いてる?
笑ってないでさぁ

8/28/2023, 4:10:24 AM

お題「雨に佇む」


数年前にネット上のパズル系ゲームにはまってた
パソコンを開けばかなり時間を費やした
そのうちの絵合わせ的なものの素材のひとつに
いつも心を捉える写真があった
モノクロで女性が傘もささずに雨の中立っていた
その写真が出てくるたびにまじまじと見てしまう
時間制限いっぱい使って
ゲームオーバーになるまでただ見ていた
もうそのゲームはなくなってしまい
その写真にお目にかかることはなくなった
ハッキリとした記憶もだいぶ薄まり
どこに何に魅力を感じていたのかわからない
時々ふと思い出し検索して探したりするけれど
やっぱりお目にかかることは未だにない
薄らいでいく記憶の中の写真
いつか見つけ出せるだろうか

8/27/2023, 1:46:26 AM

お題「私の日記帳」


意気込んで買っても
一年継続出来た試しがない
手元に数冊あるけども
どれもこれも後半は綺麗なまま
理由はだいたい眠気に負けるから
ひとことふたことでもいい
そう思うのだけれど
眠いとページを開く動作が重くなる
要は「面倒」になるということ
書くことは嫌いじゃない
家計簿も手書きで毎年続いてる
なのに自分のことを書くというのは
面倒が束になってやって来る
なのに買ってしまうのは
まっさらなページに何を書こうと
あれこれ思案しながら
ワクワクするあの瞬間が多分好きなんだ

と、思う

8/16/2023, 7:28:36 AM

お題「夜の海」


夏休み
家族旅行
海水浴


毎年定番の過ごし方
遊び疲れ、火照った全身
眠いのに眠れない
静かな部屋に波の音が
耳の奥に滑り込む

こっそり起き出し
カーテンの隙間から外を見る
真っ暗だった
月も星もなく
ただただ真っ暗な視界
空と海の境もわからず
波の音、潮の匂いで海があるとわかる

とてもとても怖かった
昼間あんなに楽しかった場所なのに
たまたま雲が掛かっていただけなのに
まったく別の世界を見ているようだった

それから夜の海は特別で
大人になってもあの暗闇にのまれそうで
ちょっと怖い
ずっと残っているトラウマ

8/12/2023, 2:24:18 PM

お題「君の奏でる音楽」



催眠作用でもあるのか
いつも眠気に襲われる
優しい優しい音色が
子守歌のように全身に染み渡る
だから最後まで聴くことが出来ない
だからいつも怒らせてしまう
それでも懲りずにリクエストをする僕に
呆れながらいつも聴かせてくれる
優しい優しい君が奏でる
優しい優しい音楽

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