お題「君の奏でる音楽」
催眠作用でもあるのか
いつも眠気に襲われる
優しい優しい音色が
子守歌のように全身に染み渡る
だから最後まで聴くことが出来ない
だからいつも怒らせてしまう
それでも懲りずにリクエストをする僕に
呆れながらいつも聴かせてくれる
優しい優しい君が奏でる
優しい優しい音楽
お題「麦わら帽子」
夏のイメージのひとつに
麦わら帽子がある
イラストや歌の歌詞、写真にも出てくる
けれど私は被ったことがない
街中で被るのはもっぱら布地
幼少期ぐらいはと思っても
意外にも記憶にも記録にもない
理由を母に尋ねようにも
今は空の上
だからイメージの中のアイテムのひとつ
なんだか現実味のない
少し憧れもある夏の風物詩
お題「友情」
幼稚園、保育園に始まり
高校、大学と出会っては別れ
その都度友と呼べる相手がいて
確かに友情と呼べる関係もあった
けれど社会人になって
それぞれの環境や立場に忙殺され
それは随分薄くなってしまった
確かに友情と呼べるものはあったのに
私にはそれを残せなかった
お題「花咲いて」
花を育てるのは苦手
けれど見るのは好き
誰かが大切に育てた花々を
こっそり愛でる散歩道
昨日膨らんでいた蕾が
今朝咲いている姿に喜んで
勝手に季節を感じてる
お題「もしもタイムマシンがあったなら」
歌のタイトルみたいだなと少し面食らった
過去や未来が存在する
時間の具現化なんて信じてないけど
もしそんな機械が存在したとしても
のび太くんの机の引き出しの中にある
あの簡易なタイムマシンしか思い浮かばない
あ、映画の中に出てくる怪しげな車もあった
どちらもあまり安心できる代物ではない
それでも過去と未来の選択肢を尋ねられたら
未来は老いた自分を見ることになるし
今知らない事をあえて知る事もない
ならば過去へと行くことを希望したい
過去の自分を客観的に見てみたい
そしてもう会えなくなった人たちを見たい
今まで生きてきた自分の歴史を
ちゃんとこの目で確認したい
だからもう少し未来を生きた自分に
この役目をお願いしたい
もしもタイムマシンがあったなら、ば