アタシが意地悪だから
すぐ泣かせちゃう
あのね?
嫌いだから意地悪しちゃうんじゃないの
その反対なの
あのね?
すごく困ってる その顔が好きだからなの
泣くの我慢してる ほら その顔
ぎゅっ!って握ってる手
あ もう泣きそう 泣きそう
ごめんね
空 ごめんね
大好きなの ホントだよ?
《 空が泣く 》
僕とあなたとのLINEは業務連絡
あなたは僕より先輩だから僕はいつも敬語
取り引きへのアポ取り
今日の仕事の優先順位
出先からの依頼の準備
僕は後輩としての仕事を日々こなしていく
僕はまだ下っ端だから
帰っていいよと言われない限り
他の先輩達より先に帰れない
残業を終えてから帰宅するまでの間に
LINEが入っている
今夜は炊き込みご飯だよ!
僕のテンションがあがる
今から帰るね! と返信をする
君 (あなた) に。。。
《 君からのLINE 》
秋の虫たちがまだ鳴いている
目覚めてしまったけど
朝なのか 夕なのか
少し混乱する
昨日会ったあの人
ちゃんとお礼したはずだけど
あれ?昨日?
あれ?あの人に会った?
夢で見た出来事まで
起きたのに続いている様な
朝刊を配達するバイクの音で
あぁ あと1時間寝られるとわかる
幸福ぅぅぅ
《 夜明け前 》
止められない
たまらない
いなくなれ
ザワつく
平穏がいいのに
私を支配するのは私だけ
君のせいだ
リズムが狂う
たまらない
こんなのは私じゃない
認めない。。。よ
《 胸の鼓動 》
深 海
太陽の光も届かないほどの深い深い海の中
僕は
沈んでいく 沈んでいく
沈んでいく 沈んでいく
そしてようやくここへ辿り着いたよ
君と同じように 泳ぎたかったから
僕の肉体は消えたけれど
なんて幸せな気分なんだ
《 踊るように 》