その花がそんなに綺麗かと言うと
私はそうは思えない
貴重な品種だとか 珍しい色だとか
そういうのは人が勝手に組み換えをして
勝手にこの世に作り上げた物だと感じてしまう
ただ、その繊細さを表現する上では
その花はそれに値するというのも認めなくては
それに 繊細 って言葉は結構使える 現代で
神経質ではない 繊細 なのよね
他人を叩く事は簡単にできる
そういう人は自分が正義だと思っているから
自分が正義だと思っていても
時折ふと
ほんとに自分が世間の正義なのかな?
って思ってくれる人はまだいい
そうでない人が多すぎる気がするよね?
繊細な花は 取り扱いが難しいからね?
あなた独自の正義を振りかざしていると
花は一晩で枯れるよ?
《 繊細な花 》
今ちょうど夢から醒めたところ
高校時代の夢を見ていたのだけど
今回はもっと
小さなこころだった頃のわたし
みんなは一番最初の記憶ってなんだったか
覚えている?
例えば生まれる前からの記憶があったり
自分が親を選んだ所からの記憶があったり
生まれた瞬間の記憶があったり
すごい人もきっといるよね?
私の子供の頃の一番最初の記憶は
父親が母親を殴っている光景
お母さん死んじゃう!
そう思った 2歳のこころ
我ながらさ 可哀想だと思うよね
普通に育つ訳がないよ
《 子供の頃の私 》
色は全部好き
色があるということが好き
混ぜたり薄めたりする中で
私にちょうどいい色を探せる事が出来るから
人との関わりも色と同じ
混ぜたり薄めたりする中で
私になるべく丁度いい距離感を選ばせてくれる
白はよく 何にも染まっていない色と言うけど
あれは嘘だ
白は白に染まっている 私はそう思う
故に無色透明は特別な色
けど透明だって中身は何なのか?
人である限り
何もかもはわからないものよね
《 好きな色 》
わたしはあなたを前に進めなくするらしい
あなたがここまで来られたのは
わたしが傍で支えて来たからじゃないのね?
馬鹿みたい
わたしはすっかりその気になって
あなたにたくさんの初めてをあげてしまった
後悔すべきなのにあなたを恨めない...
わたしにとって
唯一無二の
あなただったから
わたしを消した今 前に進めているならいい
わたしもあなたを消すしかもう道がない
だからもう本当のわたしが現れる事は一生ない
あなたがいたからわたしになれたのだから
《 あなたがいたから 》
過去に好きだった人との相合傘の思い出は忘れた
高校時代の放課後 3本の傘の中に5人入って
キャーキャー言いながらいつもの馴染みのパン屋さんに行った思い出はずっと覚えている
そのパン屋さんにはイートインスペースがあって
「自由ノート」が置かれており
近隣の高校 3校の学生達がそれぞれ色んな書き込みをしていたという 素敵ノートだった
他校の生徒への告白なんかも書いてあってそれをまたキャーキャー言いながら見るのが楽しかった
ある日そのノートに私とある男子の名前が相合傘の下に書かれていた時は驚いたっけ
他校の知らない男子
あれ結局誰だったんだろ。。。
《 相合傘 》