舞い散る桜の花弁がまるで
雪みたいだと思った。
ひらひらと風に揺れて落ちていく桜が
儚くて、どこか幻想的で
そして、とても綺麗だった。
この想いもあと少しで散ってしまうなら
あと少しだけ、君とこの景色を見ていたい。
淡く溶けてゆく、この恋の終わりを表すように
花弁は、また一つ散ってゆく。
#__桜散る
この想いが届かないのは承知の上なのに
知って欲しいなんて矛盾してる。
揺れる感情に苦しくなって、
恋をやめたくなっても
やめられないなんて思いもしなかった。
吐き出してしまいたい。
けど、口になんて出来ない。
口にも出来ない、ただ留めていく
この想いは、どうしたらいいんだろう。
#__届かぬ想い__
見つめられるのは苦手だ。
どうしていいか分からなくて、
どこを見ればいいのか目線に困って
視線を彷徨わせて結局、足元に向けてしまう。
見られてると思うと緊張して
自分の一挙一動が変じゃないかって、
やけに気になって
いつもより不自然になってしまう。
そんな自分が嫌だった。
見つめられても平気な自分になれたらいいのに。
そして、ちょっとだけ今より自信が持てたらいいな。
#__見つめられると__
ずっとずっと醒めなきゃいいのに。
願った通りの都合の良い夢をみて
何度もそう思った。
けど、いつもその夢は醒めてしまう
中途半端な夢は、その続きを見せてはくれない
好きだと思った
だから、夢を見ていたかった
今日もまた、夢を見る。
この夢が醒める前に
ちょっとでも長く、ほんの少しでいいから
夢の続きを見させて。
#__夢が醒める前に__
泣いたら、全部、零れちゃうから
泣かないよ。
張っていた糸が切れてしまったら
強さを維持出来ないような気がしていた。
泣く場面じゃないのに
責められてるように感じて
すぐ熱くなる目頭や、込み上げてくる感情を
抑えられず、それを見せてしまうのが
見られてしまうのが
恥ずかしかった。
#__泣かないよ__