「あの夢のつづきを」

王子様と
夢のようなのひと時

私は浮かれていた

綺麗なドレスに
ガラスの靴

似合いもしないのに

優しい言葉を鵜呑みにして
はしゃいだりして


気が付くと
いつもの屋根裏部屋

膝を抱えて泣いていた


貴方と私
世界が違いすぎる…


それでも
貴方が恋しくて

あの夢のつづきを
今でも求めてしまう

「あたたかいね」

久々に大きな喧嘩をした
たぶん私が悪いっぽい…

どうしよう
謝るのは苦手なのだ

お風呂の後
キッチンに行くと

キットカットの裏の
″ごめんね″とちょっと冷めた珈琲…

でもココロは
何だかあたたかいね♡


さぁ、リビングに行こう

キットカットの裏の
″私こそ、ごめんね″と入れたての珈琲

持って(*´艸`)♡

「未来への鍵」

もしも未来が
全部分かっていたら

たぶん私は
まともに生きられない

努力も
我慢も
何もしないで

ずっとその日を待ってるだけ


でも

そうしたら
未来は変わってしまう


未来は
地道に生きた先にある



だから

この世界には
未来への鍵は存在しない…

「星のかけら」

なんだか
すごくいい気分

こんなに嬉しい夜は
初めてだ

今から夜空を飛び越えて
星のかけらを取ってこよう

そうして

そのキラキラを
君の左の薬指にプレゼントするんだ

「Ring Ring...」

寒空の下
久しぶりに
君の名前の前に立つ


Ring Ring...


おーい 来たよ
元気だったかい？

今日はね、いつもと違う花にしたよ
かわいいでしょっ♡

今年の冬も、すごく寒いよ
そっちは快適かな？

ここに来るとやっぱり...
まだ泣いちゃうわ

じゃ、そろそろ行くね
また来るよ


心の電話を終えた後
君の名前をそっとなぞった…