「雫」

君の目からこぼれ落ちる雫は
とても綺麗で
色とりどり

何も心配する事は無いさ
何も悲しむ事なんか無い

苦しみ、悲しみ、憎しみ…

どれも良い経験になって
宝石のようにキラキラ輝く日が来るから

その時まで
大切に磨こうね

「何もいらない」

こんな毎日が続くのなら
もう何もいらない

私に関わるもの
何もかも


そして
この命さえも…

「もしも未来を見れるなら」

もしも未来を見れるなら
私はどうしただろう…

いつでも未来が見れたなら
私はどうやって生きただろう

あの辛い日々を
耐えることが出来たかな？

今の幸せが見えていたら
あれだけの努力ができたかな？


いや…無理だ!!



あの頃の自分がいたから
今の幸せがあるんだから
未来は楽しみに取っておいた方がいい…

うん、その方が絶対いい!!

「無色の世界」

次、生まれた所が
無色の世界だったとしても

私だけは今のまま
強烈な色で存在する…

また貴方に
見つけてもらうために

「桜散る」

今年も近くの小学校の
桜が散ってしまった

通る度、思い出す
息子の入学式…

桜散る中
雪だーと言って走り回る君の
ぎこちないランドセル姿

じっとしていられない君を
追いかけて手を握り
3人で撮った写真


あの桜の木の下で
そんな幸せな時間を
私たちは間違いなく過ごした…