その時の環境や状況、人間関係を見極めて生きていくことは思っているより難しい。
もう夏が来たと早めに着出した半袖は、
私に風邪を引かせる。

毎晩、月を眺めては君を想っていた。
君が僕の前からいなくなってから、
どれくらい経っただろう。
なのに今日は新月。
頼むから姿を見せて。
見えなくてもそこにあると言って、
新月を微笑みを浮かべて眺めていた君ほど、
僕は強くないから。

あの頃の私へ。
もし、あの時死んでいたら、
あの曲も、この曲も、
聴くことができていなかったんだよ。
だからありがとう、生きていてくれて。
ヘッドホンから聴こえる聴き慣れた優しい歌声に、
涙が止まらない。

透明な雨の中、1人静かに泣いている。
君の頬を伝う雫が、雨なのか、涙なのか、
僕にはわからなかった。
君の涙は、美しい、透明の涙なのだろう。

貴方の事想い始めると
途端に貴方の事しか考えられなくなって。
まるで恋物語のようだけど、
誰しもが主役の
それぞれの人生という物語は、
ただの恋物語じゃないってこと
最近思い出すようにしてるの。