あの頃の私へ。
もし、あの時死んでいたら、
あの曲も、この曲も、
聴くことができていなかったんだよ。
だからありがとう、生きていてくれて。
ヘッドホンから聴こえる聴き慣れた優しい歌声に、
涙が止まらない。

透明な雨の中、1人静かに泣いている。
君の頬を伝う雫が、雨なのか、涙なのか、
僕にはわからなかった。
君の涙は、美しい、透明の涙なのだろう。

貴方の事想い始めると
途端に貴方の事しか考えられなくなって。
まるで恋物語のようだけど、
誰しもが主役の
それぞれの人生という物語は、
ただの恋物語じゃないってこと
最近思い出すようにしてるの。

真夜中っていつだろう。
眠れない夜は特に長いから、
真の夜中がわからない。

ふわふわの綿毛風に身をまかせ、
行き着いた先は冷たい水の底。