廃寺夜想曲*

Open App
11/30/2022, 10:52:30 AM

泣かないで、世界は広いんだよ。

私は1人だって、決めつけないで。



道路があるのも、人が作ったからなんだよ。
作られた道に、自分の個性を混ぜて、生涯を終える。



自分を彩っている色は今何色?

血は赤いんだ。
涙は透明なんだ。
希望も、愛も、未来も、透明なんだ。


透明なものは、今からでも染まるよ。


諦めないで、ね。

11/29/2022, 10:56:19 AM

冬の始まりは、遠いビル群の中だった。

朝焼けは、死に、


無責任な言葉が蔓延る。



あー

『もうなんか、なぁ』


言葉にできないこの感情。

11/28/2022, 10:06:14 AM

終わらないで、

この葬式が終わる時、どんな顔して家に帰ればいいか分からないよ。

脳裏に生きるのは、温かい、優しい、おじいちゃん。


レプリカみたいだね。


顔の近くに、最後、花を添えた時、冷気を感じて


もう、戻らないんだなと、実感が湧いたよ。




部屋が広くなるって言った寂しさ隠したおばあちゃんと、

貴方が残したここにいる沢山の孫より、


ありがとうございました。

11/27/2022, 11:40:04 AM

愛情に満ちた、部屋の一室。

久しぶりに皆が揃った。

懐かしい声、背が伸び、老いた皆。


幻なのかな。


あの頃の皆はいもう、いないもんね。




歳を取ればとるほど、今を輝かしく思うんだよね。



ちょっと、嫌かも。

11/26/2022, 10:14:12 AM

微熱が出た。

熱さまシートが、染みる。

体がだるく、天井を見つめる。




明るい外を見ながら、昏い過去を覗けば、







眠りにつき、起きる頃には、たくさんの足音が響く家。

Next