たとえもう一生会えないとしても

また会えるとしても

さよならは言いたくない

あなたにさよならという言葉は言いたくないの

もう会えなくなるのが怖いから

また会いたいから

だからさよならは言わないで

また会えることを願って

またね

〈さよならは言わないで〉

38℃なんて微熱

38℃なんて微熱

自分の心と脳に言い聞かせる

なぜって？

学校に行きたいから

絶対に行きたいから

あなたに会うために

熱が出ようと行くんだ

いや、熱じゃない

微熱


〈微熱〉

あなたとわたしは正反対

あなたは運動神経がよくて

頭がよくて

かっこいい

それに比べて私は

運動音痴だし

頭もそんなに良くない

かわいくもない

でもどうやったら正反対なあなたに近づけるか

毎日考えてた

やっと話せたと思ったらそれっきり話せない

この恋は恵まれないな

今日はあなたを眺めて1日が終わった

椅子から立ち上がると誰かに声をかけられた

その時柔らかい風が頬をかすった


〈あなたとわたし〉

学校の帰り道

足取りが重い中歩いていると

ポツッ

雨が頭に落ちた

その雨は私を慰めているように

柔らかかった

泣きそうになる

涙を誤魔化そうと

雨が強くなった

雨も意外と悪くない

雨の音と共に軽くなっていく足取り

明日もがんばろ


〈柔らかい雨〉

ねぇ、置いてかないで

もう一人は嫌だ

寂しい

あなたがいないと私何もできないの

お願いだからいなくならないで

辛いの

うざいとか言わないで

邪魔とか言わないで

私にはあなたが必要なの

こんなにも愛しているのに

やだ

お願い

行かないで


一人にしないで




真っ暗な世界に閉じ込められた私

これからどうするべきか

〈行かないで〉