お題：友情


生まれてこの方誰のことも信用していなかった

自分自身のことさえも

ずっとそう思っていた

けど、それは違った

そう気づかせてくれたのは、友達だった

ひとりじゃない、あなたはひとりじゃないんだよと、何度も教えてくれた

泣きつく時もある

笑い合ったり、大切なことを教え合ったりもする

時々、皆と一緒にいることが嬉しくて、自然と笑みがこぼれることがある

ああ、私幸せだ。

そう思える自分にまた微笑んでしまう

私が友情を抱く人は少ないと思う

けど、皆かけがえのない大切な人たちなのだ

お題：私の名前


1文字で書けて、一般的

親には失礼だけど

私の名前は無個性だなと思う

でも、今更変えたいとは思わない

死ぬまで一生この身この心で生きていくのだから

名前だってこのままでいようと密かに決めている

それに

もしかしたらこの先出会う愛しの人に呼ばれたら

好きになるかもしれないじゃん？

お題：視線の先には


視線の先には

木陰で本を読むあなた

名前を呼ぶと、顔を上げ、こちらに手を振ってくれる

私も振り返す

あなたの顔は、少しやつれていた

あなたは本に視線を戻した

風が吹き、葉が揺れる

陰も揺れる

私はまだ見つめている

あなたの力になりたいと、声を出せずにいる

お題：終わりにしよう


終わりにしよう

叶わないことを願うのは

どれだけ頑張っても、今は会えない

この事実は変えられない

だが、必ず会える

来月

そう、来月には友達たちと会えるのだ

今月の期末レポートと試験さえ終われば！

というわけで頑張るぞ！

来月最高に楽しむために！！！！

お題：これまでずっと


これまでずっと、自分が幼いことに気づけなかった

年上の友人に出会ってから、初めて思い知った

その人は大人で、人の寂しさにつけこむようなことはしない、優しい人

私は自分の幼稚さを指摘され、恥ずかしいと感じた

もっと早く気づくべきだったと、後悔した

けれど、それと同時に、まだ取り返せると気づいた

今からでも遅くない、大人になる練習をしよう

そう思い、今も努力している

あの人のような大人を目指して