【小さな幸せ】
「そんな小さなしあわせで満足できるの?」
そんな言葉をかけられたのは何度もあった。
小さな幸せ。
たとえば今日の占いは一位だった、とか
友達と遊ぶ予定の日が雨だったけど当日は晴れになった、とか
でも小さな幸せでもたくさん集めれば大きな幸せになるでしょ?
大きな幸せは私だって嬉しいし欲しい。
けど、私は小さな幸せで満足できなくなって、大きな幸せばかり望んで苦しむのはごめんなんだ。
だから私は小さな幸せでも嬉しいし感謝をするんだよ。
【春爛漫】
花が咲き、光に満ちた季節。
美しく、そして儚い。
新しい居場所を与え、幸せを運んでくる桜舞う春。
私の娘はそんな季節に生まれた。
娘には春のような居場所を与え、幸せを与えられる素敵な人になって欲しい。
そう願いを込めて、私は娘に「春香」と名付けた。
【七色】
七色、虹。
私は虹を夢の象徴だと思っている。
亡くなった愛犬が虹を渡り切った先で待っている、と言う話を聞いて夢物語のようだなと思ったからだ。
それに漫画や小説、ドラマや映画にもハッピーエンドで終えた作品ではよく虹を見る気がする。
夢が叶った瞬間、願いが叶った瞬間、否叶えた瞬間と言おうか。
色々な理由があるが虹は夢の象徴。私はそんな風に考えている。
私も夢を叶えた時、虹を見れるといいな。
【記憶】
君を1人置いて逝った僕なんか忘れて、幸せになって欲しい。
その考えとは裏腹に、忘れずにこちらに来るまで想い、恋しく思って欲しいと考えてしまう自分がいる。
あぁ、僕はなんで矛盾した人間なんだろうか。
【もう二度と】
もう、貴女を見失ったりしない。
もう、貴女に悲しい思いはさせない。
もう、貴女を傷つけたりなんかしない。
もう、貴女が傷つかないように私が守るんだ。
私は"わたし"を傷つけることはもう二度と、しない。
人につけられた傷も、自分でつけた傷も癒えることなんてない。
ただ、傷口が広がらないようにすることはできる。
自分の幸せは、自分で守って築くんだ。
他の人に築いてもらった幸せで傷つくなら自分で作り出そう。
私の、私だけの幸せを。