鏡に映る娘は凛として

可愛くてキュートで

芯が強く

自分を持ってて

人に左右されることもない


鏡に映る私は凛としてなくて

可愛くもキュートでもなく

芯も弱く

自分を持ってなくて

人に左右されまくり


娘と私は正反対

ブレない娘に私は憧れる



　　　　　　　　　　　　　鏡

　　　　　憎しみ


　　　　　恨み


　　　　　辛み


　　　　　嫉妬


　　　　　焼きもち


　　　　　悲しみ


　　　　　苦しみ


　　　　　怒り




　　　　


　　　　いつまでも捨てられないもの

心の専門家になりたい

娘はそう言って

心理士になった

沢山の人に寄り添ってきた

生涯研究は

思春期における仮想敵有能感

私には意味がよくわからないが

大学の卒論からこのテーマを

娘は課題にしてきた

心の専門家として

いつも寄り添う気持ちを忘れない

娘の誇らしさが

私は素敵だと思う


　　　　　　　　　　　誇らしさ

娘との夜なドラは必ず海

都市高かっ飛ばして

ドーム横目に海を見る

ドームの隣には

ジャニーズがライブの時

ステイするホテルがある

どこかにおるよねーって

盛り上がりながら

夜の海見ながら

娘と私のおしゃべりはつきない


　　　　　　　　　夜の海

娘が幼稚園の時

自転車の後ろに娘を乗せて

暑い日も寒い日も送り迎えした


娘が小学生の頃

学校から帰って来たら楽しそうに

友達と家の周りを乗り回してた


娘が中高の時

駅までお気に入りの自転車で

毎日イキイキと元気に乗っていた


娘が大学生になって

時々車

時々自転車で大学に行ってた


娘が就職して

職場で自転車に乗ると生徒さんが

先生カッコイイって言ってくれたって


娘が私が入院した時

自転車に乗っていつも

病院まで差し入れ持ってきてくれた


自転車に乗りたいって私が言うと

オモニ！やめて！

オモニが乗るとこけちゃう！


自転車一台に

娘と私のエピソードが

たくさん💕たくさん詰まってる



　　　　　　　　　　　自転車