明日晴れたらなぁ

とりあえず買い物には行きたいな

ぼやくのは簡単だが外はそうもいかない

灼熱の気温だからだ

こんな中買い物なぞ行けるものか

行くとしたら夕方以降

強いて言うなら夜行きたいところだが

寝る時間が惜しい

じゃあいつ行けと

「買い物に行きたい」

目が見えない

チックという症状で目が見えない

心理的原因なのかそれとも薬の影響なのか

それとも頭の神経の関係なのかとにかく目が見えない

だからそっとしておいて欲しい

周りからどう思われようとも見えないものは見えない

何も見たくないのかもしれない

ただ何も見たくないのかもしれない

見れば見るほど自分が傷つくから何も見たくない

頼むから放っておいて欲しい

私は私でいたいから

「私は私」

その澄んだ瞳に映ったものはやがて凍てついてしまう

彼女の瞳はそれほどにまで澄んでいた

彼女の瞳は美しく何人たりとも虜にし、
そして凍て付かせた

彼女は気がついたら一人ぼっちになっていた

周りのものは皆凍てついてしまったからだ

いつ溶けるのかもわからない

その瞳は彼女の孤独を表しているのかもしれない

「凍てつく瞳」

嵐が来たとしてもその花は靡くだけで散りはしない

その花は如何なる雨や雪が積もろうが散りはしなかった

ただその花は一輪故周りからは疎ましく思われていた

その花はある時ある人から守られるようになった

その人はその花の為だけに周りを綺麗にしていた

その花は知った　その人は人ではなくなっていた事を

「その花は」

今日はお祭り

あっちじゃ祭囃子で太鼓や笛の音

こっちじゃ浴衣羽織ってお面つけた子どもがりんご飴をぺろり

子ども達はくじ引き引いて運試し

熱々のたこ焼き頬張って火傷しそうになるお父さん

綿菓子食べて口の周りが綿菓子だらけの妹

今日はお祭り

みんな騒いで楽しむ日

「祭り騒ぎ」