明日　世界が終わるなら

外に出て

風を感じて　耳を澄まして音を聞いて

花や木々や　周りの家々の色彩を　瞳に焼き付けて

身近にいる人たちと　抱き合いたい


五感で感じ　誰かに触れられることで

いま　この世界に私は存在すると　感じられる

確かに　ここにいたと感じて　終わりたい

君と出逢って

「待つ」ことを身につけました　

たいていのことは　時間が解決することに気づきました

無条件に愛せる感情が　自分にあることを知りました


18年、生まれた日から
気付かされることばかりで
歳はとるけど　まだまだ未熟なのだなと

家から巣立つ時まで
どうぞよろしくおねがいします

耳を澄ますと

ほ　ほ　ほ　　　けきょ

ほー　ほけぴ

ほーほーほー・・けきょきょ


練習中のウグイスの鳴き声が聞こえてくる


春ですね

二人だけの秘密ね、と念をおされると　

二人の関係は　すこし深まる気がする
それは　同じ罪悪感を背負うからか

秘密をもつ他に
共通の時間をたくさんもって
あなたを　知りたい

優しくされると

ほっとする　　とてもおちつく

でも　ずっと優しくされたままだと

不安になる
逆に　さみしくなるのはなぜ

優しくしないで　ともいえず　

優しさは　
愛情でもあり　ときに　無関心のヴェールにもなる
扱いの　難しい感情