「昨日へのさよなら、明日との出会い」
今日、昨日、明日
昨日はかつての今日で、明日だった
今日はかつての明日だった
では明日は?
明日は次の新しい未来、
昨日も今日も、もう同じ日を過ごすことはできない
全く同じ一日など、ありえないのだ
明日は無限の未来が待っている
同じ昨日と今日を過ごすことができない、
すなわち、同じ明日を過ごすことも不可能
昨日と今日にさよならと別れを告げ、
おはようと言い、出会う
また新しい昨日と今日と明日に
「透明な水」
無色透明なもの
遠くが透き通って見える
その透き通った世界は
現実の腐りきった世界と違って綺麗な世界
ひとつの透明なガラスに入った透明な水
それは水の塊と共に溶け
雪の溶けた跡のような水滴が
ガラスに張り付いて様々な光景を見せてくれる
無色透明で無味無臭の特徴のない水
生命には必要不可欠なもの
だがそれはひとつの世界が宿っていて
とても素敵なものなのだ
「星空の下で」
月が輝く日
雲ひとつない快晴の夜
空に輝く小さな光が当たりを照らしている
小さい頃、『お空へ行ってしまったのよ』って言われたんだ
それは祖母の亡くなった日
大切な人はお空へ行って、ずっと見守っているって
お空へ行ってしまった人たちは星のように遠くて見えないけれど
ずっと、ずっとそこにいるんだ
だからこの星空にあの人たちはいて、その人たちに思いを伝えるために
星に願いを込めて祈るんだ
この空一面に広がる星空の下で
どうか、どうか、見守っていて
「エイプリルフール」
今日は嘘をついていい日
好きな気持ちも遠回りに伝えられてしまう日
ちょっとした嘘に振り回されてしまう日
嘘をつくのが楽しくなってしまう日
だけどちゃんと嘘だと言わないと
勘違いをさせてしまうかもしれないね
明日にはもういなくなっている存在かもしれないから
...嘘だよ
これも嘘かもね
「ハッピーエンド」
幸せになること
これがハッピーエンド
不幸になること
これがバッドエンド
だが、ハッピーエンドでは不幸になるものもいる
例えば、悪役だったり
ハッピーエンドは正義の幸せ
では次に、バッドエンド
バットエンドでは悪役が勝ったりなどで正義が負ける
これは、正義の不幸
だけど、見方を変えれば、悪の幸せ
ハッピーエンドとは、バッドエンドとはなんなのだろうね?
見方を変えればどちらも幸せになり、どちらも不幸になる
悪から見たら不幸、正義から見たら幸せ
これが