12/9/2024, 12:04:26 PM
〈手を繋いで〉
寒くなってきた10月下旬。
世はハロウィンやら仮装やらで、騒いでいるが、私には関係ない。
隣にいる彼と手をつなぎ合い、帰るこの時間が好きなのだ。
12/8/2024, 11:54:50 AM
〈ありがとう、ごめんね〉
家出をした。
朝方に家を出て、1時間ほどぶらぶらと歩いた。
12月にともなれば、朝の5時になっても、真夜中のようで、車を数台見送るくらいだった。
これからどうしようと、そろそろ焦りが湧いてきた頃、目の前に交番が見えた。
咄嗟に、隠れたいと思ったが、残念ながら、日本の警察は優秀だと言われるように、1人の警察官が近づいてきた。明らかに彼のターゲットは私だし、逃げられないと分かりきってる。どうすることもなく私は、その場に立ち止まり、降参の合図を出した。彼もそれを分かったのか、「どうしたんですか?寒いので中に入ってお話しましょう?」と声をかけてくれた。見た目は20代後半に見えるが、語り口はベテラン警察官の語り口だった。
それからは話が早かった。
ドラマでよく見る部屋に入り、温かいココアをもらい、ぽつぽつと話した。
私は最初は話すことを躊躇ったが、なぜかこの人に話してもいいと、私の中のセンサーがキャッチした。
所謂私はかまってちゃんだ。
母親からの言動でいちいち気分が揺れ動かされ、泣き喚いたり、自分の情緒にコントロールされる人間だと、カミングアウトした。
12/5/2024, 1:07:48 PM
〈眠れないほど〉
12/4/2024, 2:24:27 PM
〈夢と現実〉