自分はハッピーエンドよりもバッドエンドの方が好きだ。もっといえば、バッドエンド寄りのハッピーエンドが好ましい。例を出すなら、目的は達成するけど主人公は死ぬとか、主人公が悪になるけど生き残るとかそういったものだ。なぜ自分がこう思っているのかといえば、全部が全部ではないが、ハッピーエンドだとどこか創作を感じてしまい、冷めてしまうからだろう。やはり現実は厳しいものだし、それは物語の中でも同じであった方がより自分は入り込める。
自分は他人と目を合わせて話すのが苦手だ。頑張って目を合わせようとするけれど、1秒ぐらいですぐに目を逸らしてしまう。
❤っていうと、可愛いとか愛情とかを表現するときに使われるものだ。だから、ハート=心臓って初めて知った小学生のとき、ちょっと驚いた。教科書かなんかで見た人間の心臓の画像が頭に思い浮かび、何でそんなグロテスクなものが可愛いになるんだ?って思った。今考えれば、❤は愛しいものを見た時の胸の高鳴りとかから来てるのかなって思えるけど、当時は本当に疑問だった。
今までの人生で一番強く「〇〇が欲しい」って思ったのは、たぶん小学1年生ぐらいの時だろう。当時の自分はショベルカーが凄く好きで、図鑑とかおもちゃをたくさん持っていた。ある日、色んな重機が展示されているイベントに連れてって貰い、親と一緒に歩き周っていたら売店があって、そこには精巧に作られたショベルカーのおもちゃが売られていた。自分はそれがどうしても欲しくて親に目茶苦茶ねだったけれど、値段が高過ぎて駄目だと言われた。負けじと駄々をこねたり大声を出したりしたけれど結局買って貰えず、泣きながら腕を引っ張られて帰った。今となってはショベルカーなんてもう1ミリも興味ないのに、今でも少し欲しい気持ちが残っているぐらいだから、本当に欲しかったのだろう。
好きじゃないのに、いつもコーヒーばかり飲んでいる。美味しいなんて一度も感じたことないし、飲むたびに「まずっ」ってなって眉間を歪めているのに、何故か何度も飲んでしまう。小さい頃は「年を取れば美味しくなるのかな」って思っていたが、一向に美味しくなる気配はない。