私の宝物はあなた

78億の中から1人だけ見つけた、本当の宝物

まだ見つけたばかりだけど

これからずっと大切にしたい宝物…

高いところに登り、縛っていた髪の毛を解く
少しひんやりとした風が頬にあたる

もうすぐ冬、ですね

いつも心はすれちがい

君が話しかける時、僕は無下にしてしまう

本当は話したい、今日勇気を持って話しかけてみた

君は半分泣きながら僕の話を聞いてくれた

それが嬉し涙か、悔し涙かわからなかった僕は

今でも心はすれちがい、だな

ぼーっと校庭を見てた…

野球部のアイツ…またセンターゴロ…

カッコわる

キャプテンのクセに

それでも私はずっとアイツを見続けてた

手を振るアイツ…

誰に向かって、だろ

…私ならいいのに

サックスのマウスピースを咥えてみる

悔しかった
男に負けるもんか、って歯を食いしばって頑張ってきた

周りの優しさに触れた時、「無理して頑張らなくても」って
身体の力が一気に抜けた時

目から汗が流れた
仲間が抱きしめてくれた
その場にへたり込んだ時

「もうわかったから」と、上司が私の頭をわしゃわしゃした

私の目からまた大量の汗が流れ落ちた

涙の理由はわからないけど
周りにいる人達は笑顔で私を見ていた