4/30/2026, 7:17:33 AM
風に乗って
風に乗って、どんどん舞い上がる。空の上はとても気持ちがいいだろうな――そんな想像を、子どもの頃から何度もしてきた。
春の午後、やわらかな風が頬をなでると、心までふっと軽くなる。見上げた空には、雲がゆっくりと流れていて、まるで誰かに導かれるように、迷いなく進んでいる。その姿に、自分の生き方を重ねることがある。力を入れて進もうとするほど、かえって苦しくなるのに、風に身をゆだねた瞬間、不思議と道はひらけていく。
人はつい、自分の力だけで飛ぼうとしてしまう。けれど本当は、見えない風がいつもそばにあって、そっと背中を押してくれているのかもしれない。大切なのは、その風に気づき、信じてみること。
風に乗って進むというのは、ただ流されることではなく、目には見えない力と調和しながら、自分らしく生きることなのだろう。今日もまた、やさしい風が吹いている。その流れに、少しだけ身を任せてみようと思う。