2/8/2024, 1:50:43 PM
スマイルスマイル
仮面の笑顔
スマイルスマイル
心で泣いてる
スマイルスマイル
他人の不幸は蜜の味
2/7/2024, 9:48:27 PM
どこにも書けないならここにも書けないんじゃないのかい?
2/4/2024, 1:39:06 PM
せめて最後に口づけを
もう二度と言葉を紡ぐことのない、その薔薇の花びらのような唇に──
2/3/2024, 12:06:08 PM
愚かな人間どもめ
1000年先もこの星があると思うなよ
2/3/2024, 2:08:24 AM
悴む手指にほぅっと息を吹きかけると、白い息がふわりと漂った。もうすぐ春が訪れる時季であるはずなのに、未だ冬の残り香が居座っている。
──あれからどれだけの時間(とき)が流れたのか。もうそれすら考えることもやめてしまった。
薬草園に向かう足は頼りなく、それでも床に臥せた母のために彼女は一歩一歩、地を踏み締める。
なるべく早く用事を済ませて母の元に戻ろう……視線を自分のつま先に集中させて、彼女は薬草園の「その場所」を見ないように努めていた。
と、不意にバサバサと羽ばたきが聞こえた。
「──!!」
彼女はハッと視線を上げるが、そこには何者の姿も見当たらない。
『……姫』
名前を呼ばれたような気がして、彼女はなるべく避けていた「その場所」に思わず目を向けてしまった。
すると、そこには可憐な淡い青色の小さな花々が咲いていた。
「──お父さま?」
あの日、父親が倒れていた「その場所」に、早咲きの勿忘草の薄青が広がっているではないか。
ポタポタと熱い雫が彼女の頬を伝い落ちる。
「……忘れる事なんて、出来るわけがありません」
屋敷では母や侍女たちに心配をかけぬよう努めて明るく振る舞っていたが、淡い青色を目にした途端、一気に楽しかった記憶が蘇る。
『わかっているよ……』
勿忘草の薄青が、まるで彼女に囁いているかのように優しく揺れていた。